近鉄東寺駅前の京都整形外科 肩スポーツクリニック(京都肩スポ KSS)

肩関節唇損傷

肩関節唇損傷とは?

肩関節唇は肩関節を囲む軟骨の一部で、肩の安定性を保つ役割を果たしています。この軟骨が損傷すると、肩の痛みや不安定感が生じることがあります。この状態を「肩関節唇損傷」と呼びます。

症状

肩関節唇損傷の主な症状は以下の通りです。
肩の痛み
肩の不安定感
肩の動きに伴うポッピングやクリック音
肩の可動範囲の制限

原因

肩関節唇損傷は以下のような原因で発生することがあります。
肩の強い衝撃や外傷:転倒やスポーツ中の衝突など
繰り返しの動作:野球、テニス、バスケットボールなどのオーバーヘッドスポーツ
加齢:年齢とともに関節唇が弱くなる

治療方法

肩関節唇損傷の治療方法は損傷の程度や症状の重さによって異なります。以下は一般的な治療法です。
「保存療法」
軽度の損傷であれば、保存療法が選択されることが多いです。
アイシング:冷却することで炎症と痛みを軽減
リハビリ:筋力トレーニングやストレッチを行い、肩の安定性を回復

「薬物療法」
痛みや炎症を軽減するために、以下の薬が使われることがあります。
鎮痛剤
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

「手術療法」
保存療法や薬物療法が効果を示さない場合、手術が検討されることがあります。主な手術法は以下の通りです。
関節鏡手術:小さな切開を行い、関節鏡を用いて損傷部分を修復する

予防策

肩関節唇損傷を予防するために、以下のポイントに注意しましょう。
肩の筋力を強化するエクササイズを定期的に行う
無理な動きを避け、正しいフォームで運動する
適切なウォーミングアップとクーリングダウンを行う
肩関節唇損傷は適切な治療と予防策を講じることで、症状の改善と再発防止が可能です。