体外衝撃波療法は、体の外から特殊な圧力波(衝撃波)を痛みのある部位に照射する、非侵襲的(手術や注射を伴わない)な治療法です。
当院では、拡散型圧力波治療器 – マスターパルスMP100(STORZ MEDICAL AG社製)を導入しています。
拡散型圧力波とは、ヨーロッパを中心に普及し、骨や筋肉、腱、靭帯(じんたい)などの多くの疼痛疾患の除痛を目的とした施術に応用されています。
欧米ではアスリートを中心に低侵襲な施術として推奨されています。
| 肩 | 肩腱板炎 |
|---|---|
| 肘 | テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎) |
| 膝 | 膝蓋腱炎(ジャンパー膝) |
| 足 | 足底腱膜炎(足裏の痛み)、アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎 |
・手術や麻酔が回避でき、身体への負担が少ない。
・治療時間は、1回あたり10分~15分程度です。一定期間をおき、複数回の照射を行います。
・治療後すぐに日常生活に戻れることが多い。
・難治性の痛みに対する新たな選択肢となり得る。
・副作用が比較的少ない。
・治療中は痛みを伴うことがあります。我慢のできる範囲で出力を上げていきます。
・治療後に一時的な痛み、腫れ、赤み、点状出血などが生じることがあります。
・治療効果に個人差があり、複数回(通常3回~6回)の治療が必要となることが多い。
・妊娠中の方、治療部位に悪性腫瘍や感染がある方、血液凝固障害のある方などは適応外です。
・診察により、詳細な病歴の確認のほか、痛みのある部位を確認します。
・低レベルの照射から開始します。反応を見ながら徐々に出力を上げます。
・1回の治療時間は10~15分程度です。
・通常、週に1回のペースで、3~6回程度の治療を行います(症状により異なります)。