近鉄東寺駅前の京都整形外科 肩スポーツクリニック(京都肩スポ KSS)

肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎(五十肩)とは?

肩関節の周囲の組織が炎症を起こし、痛みや可動域の制限を引き起こす状態を指します。
五十肩は「急性期」「慢性期」「回復期」の3つの病期に分けられます。
正式には「肩関節周囲炎」あるいは「凍結肩」と呼ばれ、特に50歳前後の人に多く見られますが、他の年齢層でも発生することがあります。

主な特徴

原因

加齢: 年齢(老化)とともに肩関節周囲の組織が変性しやすくなります。
過使用: スポーツや繰り返しの動作による負荷が影響することがあります。
肩の外傷: 以前の怪我が原因で炎症が起こることがあります。
疾患要因: 糖尿病やパーキンソン病なども増員悪因子とされています。

症状

痛み: 肩や上腕部に鈍い痛みが生じ、特に夜間や腕を動かすときに強く感じることがあります。
可動域の制限: 肩を上げたり、外に回したりする動作が難しくなることがあります。
こわばり: 肩関節が硬くなり、動かすときに違和感を感じることがあります。

特徴

急性期 慢性期 回復期
病態 炎症 拘縮
症状 痛みが最も強い 痛みは軽減
可動域制制限は持続
痛みは消失
可動域は改善
可動域制限の原因 痛み 拘縮

診断と治療

診断には医師による視診、触診、場合によっては画像診断が用いられます。
治療方法は、安静、理学療法、鎮痛剤や抗炎症薬の使用が一般的です。重症の場合は、コルセットの使用や注射療法、手術が検討されることもあります
早期の診断と適切な治療が重要です。